私のかかわる音楽団体で、ライオンキングのサークルオブライフを歌うことになりました。
いろいろ調べて、練習しているうちに、曲のことを調べたくなってきたので、その備忘録をのせておこうと思います。
ライオンキングは、1994年6月24日に全米で公開されたディズニーによる32番目のアニメーション映画です。
プライドランド、という動物たちの王国を舞台にしています。その王として動物たちを束ねるライオンのムファサは、息子であるシンバに、自然界のバランス・ことわり(サークルオブライフ)や、王としての心構えについて教えます。
しかし、シンバはやんちゃなさかり。そんな中、王国の乗っ取りをたくらむムファサの弟であるスカーによって、ムファサは殺害され、シンバは追放されてしまいます。
苦難を乗り越えシンバは呪術師であるラフィキの助言をうけ、プライドランドを取り返しにむかう、という物語です。
そして、この曲は物語の冒頭、呪術師である老齢のヒヒ「ラフィキ」が、王であるムファサ一家が登場するシーンで、たたえながら迎え入れる歌です。
ほかの動物たちと掛け合いながら歌います。
有名な冒頭の叫び声、ナーツィゴンニャー、とうたわれるところは、アフリカのズールー語です。
ngonyama(ゴンニャーマー)はライオンのことを言います。
「父なるライオンがやってきた!」と叫んでいます。
そのあと、ほかの動物たちも「そうだ、ライオンだ」
などと掛け合い、ムファサ王の息子、シンバ誕生のお披露目へと場面が進んでいきます。
オリジナルとなる「サークル・オブ・ライフ(Circl of Life)」別名「生命の循環(命はめぐる)は、ティムライス作詞、エルトンジョン作曲です。
日本語訳ではディズニーと、劇団四季(訳 浅利慶太)で訳文がちがいます。
舞台やカラオケなどで採用するなら、ディズニーのものが歌詞が短く拍にもあわせやすく簡単です。
そして、冒頭のかけあいの後、「地球に生まれたものすべてが、その大地において運命のもとに、死と誕生を繰り返している」といったティムライスによる歌詞が流れます。
これが、ムファサ王がシンバに伝える自然界の真実であり、ライオンキングのオープニングとエンディングを見ればおのずと伝わる、映画の大テーマとなります。
私には大好きな漫画「ジャングル大帝」(手塚治虫 作)のテーマと同じ作品に感じます。
もちろん、どちらも素敵な作品です。
そうか。私は、ヒヒの役をやるのか。
今度はその衣装や化粧に苦戦しそうですが、今回調べたことをベースに頑張ろうと思います。
<本文内/アイキャッチの画像はPAKUTASOより>