■自動車保険(任意)で保証される内容
保険会社によって詳細はちがいます。
ここでは、どんな種類があるのかを上げてみます。もちろんこれがすべてではないですし、これからも種類は変わるでしょうが、基本的な部分については変わらないと思います。参考にしてください。
<主に、保証対象となっているもの>
・賠償責任保険
自動車事故で損害を与えてしまった、相手(対人賠償)・相手の車など物(対物賠償)に対し、保証します
・傷害保険
1)人身傷害補償保険
・死亡保険金や後遺障害保険金、実際にかかった医療費の保険金が「実費」で支払われる
・保険加入者や親族(家族)が自動車に乗車していない場合の、自動車事故による損害についても補償の対象
2)搭乗者傷害保険
・車の搭乗者のみが保険の対象となる
・ケガによる入院日数に応じて保険金が支払われる「日数払い」か、
ケガの部位や症状で、定められた保険金が支払われる「定額払い」で支払われる
3)自損事故保険
・相手車両がいない単独事故で、搭乗者(自分や同乗者)がケガにより入院・通院・亡くなった場合にのみ支払われる
4)無保険車傷害保険
・自動車事故でケガや死亡をしたにも関わらず、相手が「対人賠償保険」に未加入の場合や、
加入していても保険金額が不十分である場合に、損害賠償の不足分が支払われる
・車両保険
・自動車事故により自分の車が破損した場合に、修理代等が支払われる
おまけ:「自賠責保険」とは、「任意保険」とちがい、自動車の所有者が加入必須となるものです。『対人事故のみ』が保証の対象となる「対人賠償保険」です。
■契約中は「ノンフリート等級制度」で割引率が算出される
・「ノンフリート」とは
「ノンフリート」とは「10台以上まとめての自動車保険契約」のことを言います。
一般的には、業者でなければこうした契約離されません。
なので、「フリートではない契約の場合は、クラス分けをして契約金額を決めましょう」ということになります。
・等級の決め方
「優良ドライバー」レベルのことを言います。
1~20までの20段階に分かれています。20が最も高い割引率を受けられる等級です。
契約時は全員平等に6等級からのスタートです。
保険を使わなければ1年ごとに1つずつ等級が上がり、事故を起こして保険を使うと3等級下がります(しかも「事故を起こした人ゾーンの3等級下」になります。たとえば、普通の3等級と、事故を起こした人の3等級では割引率が違います)。
自分が原因とならない事故の場合(イタズラ・盗難・自然災害など)は、保険を使っても、状況によって1等級下がるだけの場合もあります。
・その他の割引として「ゴールド免許」の場合を紹介
「ゴールド免許」とは、加点対象となる交通違反を、更新時から遡って過去5年、犯さなかったドライバーに交付される免許証です。
任意保険は契約時に、全員平等の6等級からスタートするというのは、伝えたとおりですが、ゴールドとそうではない免許の場合では大きく差がついています。
これに加え、「ゴールド免許の場合」は約10%の割引を行っている保険会社が多いです。
もし、自分の免許が更新時に「ゴールド免許」になった場合は、速やかに保険会社へ連絡しましょう。
続きは
・ほかにも、こんな保険や、特約が存在します
<任意保険に入らずに交通事故を起こした私が自動車保険に入るまで~自動車保険が必要な理由と、選び方のポイント~その4>
前の記事は
・事故後の状況と、警察が帰るまでの流れ
<任意保険に入らずに交通事故を起こした私が自動車保険に入るまで~自動車保険が必要な理由と、選び方のポイント~その2>
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